8月26日から28日は夏季保育。
長い夏休みをはさんで少し緊張気味の子ども達が、新学期から元気に幼稚園に通えるように、毎年職員みんなで楽しい活動を考え、準備します。
定番のスイカ割りには子ども達が目隠しで挑戦。大きなスイカもあっという間になくなります。
さらに今年は数年ぶりに、おばけ屋敷をおこなうことに。
ですが、怖がらせることが目的ではありません...
夏休みの間、急に静かになったまどか幼稚園。
いつも賑やかな子ども達が見当たらず、寂しくなったおばけがけやきルームに出てきてしまいました。
子ども達がおばけに会いに行き、握手をして友達になってあげることができれば、おばけは寂しくなり、帰ることができるようです。
勇気を出して握手をし、友達になれた子には、おばけから手紙が。
おばけ文字を解読すると、子ども達はおばけと友達になった証としてメダルを手に入れることができます。
1人で怖がらずにおばけに会いに行った子。
怖くて涙が出ても、諦めずにまた挑戦した子。
怖がる友達に大丈夫だよと声をかけ、手をひいてあげた子。
おばけに会うために真っ暗な部屋に入る子ども達の姿は本当に勇敢で、おばけにかける言葉は、とても優しいものでした。
おばけや案内をしていた職員が、感動してしまう程です。
子ども達は手紙を解読しようと、慣れないひらがなを一生懸命書き、メダルを手にした時の表情は達成感にあふれていました。
これをきっかけに自信を持てた子も、少なからずいるように感じます。
3日間でおばけと友達になれた子どもは100人以上。
挑戦した人数はそれ以上です。
夏季保育が終わると、けやきルームはいつも通り明るくなり、おばけの麦わら帽子と、ありがとうのメッセージが残っていました。
たくさんの子ども達が友達になったおかげで、おばけは寂しくなくなり、おばけの世界に帰っていったようです。