12月19日、白井市平塚でまどか幼稚園の収穫祭をおこないました。
収穫への感謝を思い、翌年の健康と幸せを願う日です。
講師はBiotop Guildの代表、生きもの専門家の三森さん。
そして、宮城県大崎市で様々な生きものと共存する田んぼを育む雁音農産開発有限会社の小野寺さんご夫妻。
年長さんの活動としてお米作りをはじめてから今まで、苗の育て方から田植え、その後のお手入れ、収穫、何か問題があった時のアドバイスまで、小野寺さんと三森さんに長年サポートしていただき、収穫祭にもお越しいただいています。
もみ殻かまどに火を入れて、収穫祭のはじまり。
籾摺りの過程で出るもみ殻を、捨てずに燃料として活用することができるかまどです。
稲わらはしめ縄をない、紙垂や水引、松葉、昆布、にぼしなどを飾り、お正月飾りに。
子ども達も大人の人と協力して自分のしめ縄を作りました。
民家の中では、小野寺さんのお話。
お米のこと、田んぼの生きもののこと、田んぼが広がる環境にやってくる動物たちのことを紙芝居や映像で学びます。
お話の最後には、いなごクッキー。いなごは稲を食べて農家さんを困らせますが、栄養満点で美味しいタンパク源として重宝される生きものでもあります。
恐る恐る1口。たくさんの子ども達がはじめての体験に挑戦しました。
ポン菓子はドン!という大きな音と煙で、香ばしく出来上がり。
白米と玄米の2種類を楽しみます。
ポン菓子の横では、千歯こきを使った脱穀と、すり鉢とボールを使った籾摺りの体験。
兄弟や親子で協力し、玄米にできたお米はお土産として持ち帰りました。
収穫祭中盤にはもみ殻かまどのごはんがふっくらと炊き上がり、職員で配膳準備。
小さなおむすびにしてお配りし、召し上がっていただきました。
数日前に仕込んでおいたわらなっとうの味見も。
新米だけでなく、お米の副産物である稲わらやもみ殻の恵みもたくさんいただく収穫祭となりました。
昨年度の収穫祭は新型コロナウイルス感染症の影響により食べる活動を控え、小野寺さんにもお越しいただけませんでしたが、このような形で実施できたことを嬉しく思います。
ご理解ご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました!