初夏は昆虫が賑わう頃。
園庭で出会う生きものも日毎に多くなりました。
自由あそびの時間にどこかで「見つけた!つかまえた!」の声があがると、近くで遊んでいた子ども達が足を止めて覗きに集まります。チョウやトンボなど飛ぶのが早い昆虫はなかなか捕まえられず、追いかけると園庭の高い所へと飛んで逃げてしまいますが...
ナミアゲハが偶然近くにとまった時には、みんなで囲んでじっと観察。池からは続々とトンボが羽化します。
羽化したばかりのシオカラトンボを捕まえた時には、色がいつもと違うことに気付いて、トンボ自ら飛び立つまで見守りました。あまり園庭に来ないオオヤマトンボと出会えた時には、翅が曲がらないよう気を付けて持つことを伝え合いながら、図鑑で種類を調べます。
カナヘビを見かけることが多くなると、自分も見つけたい、捕まえたいと、あきらめずに一生懸命カナヘビ探しを続ける子ども達。
色々なお友だちと関わり、意見を伝え合って、たまに言い争いながらも協力して。
逃げられてしまった...と思ったら、見たことのない別の虫を発見して思いがけない達成感に変わることも。動植物を通して経験できることは時により本当に様々で、子ども達それぞれの心が育まれています。