これまでガーデンの池で、子ども達はトンボを近くで観察したり、ゲンゴロウ類・マツモムシなど水生昆虫やヒキガエルの卵、たくさんのオタマジャクシを見つけたり、普段はあまり見る機会のない生きもの達と出会ってきました。この体験を園庭で、もっと小さな季節の変化にも気付き、生きもの達の様子をより間近で見られることを願って...
10月下旬、けやきルームの横で園庭の池づくりがはじまりました。
プランターや花壇の中はあっという間に野草が生えますが、子ども達が毎日元気で走り回る園庭は踏圧が強く、種や根っこが入る隙間がないくらいカチカチ。
まずは耕耘機で耕し、土を柔らかくします。子ども達は興味津々で耕されていく地面を見て、砂場用のシャベルから、鍋、お玉、フライ返し、スプーン、トング、タッパー、縦に割った竹まで、それぞれ穴掘りにぴったりだと思う道具を園庭から見つけて集まってくれました。
年少さんは土を掘りながら表面の土と地中の土の色の違いに気づいたり、年長さんは池の工事中の看板を作ったり、年中さんは穴掘りの良い方法を考えたり壊れた看板を見つけて補修したり...
学年を超えて関わり合いながら、毎日少しずつ穴掘りが進みました。掘った土は、築山の上へ。
ぺたぺたと手で整えて子ども達が作った頂上は、今では名山かのような良い形に仕上がっています。年内の完成を目指し、池作りは続きます!