12月17日、白井市平塚でまどか幼稚園の収穫祭をおこないました。
収穫への感謝を思い、翌年の健康と幸せを願う日です。
講師は宮城県大崎市で様々な生きものと共存する田んぼを育む小野寺さんご夫妻(雁音農産開発有限会社)。
そして生きもの専門家の三森さん(株式会社BiotopGuild)。
小野寺さんと三森さんは、10年以上前に年長さんのお米作りをはじめてから今まで、苗の育て方、田植え、お手入れ、収穫、何か問題があった時のアドバイスなど、毎年サポートしてくださっています。
もみ殻かまどに火を入れて、収穫祭のはじまり。
もみ殻かまどは籾摺りの過程で出るもみ殻を燃料として活用することができ、お米がふっくらと炊き上がります。
稲わらはしめ縄をない、紙垂や水引、松葉、昆布、にぼしなどを飾ります。
子ども達も大人の人と協力して挑戦。素敵なお正月飾りができあがりました。
民家の中では、小野寺さんのお話。
机の上の大きなジオラマ田んぼを囲み、子ども達自身が生きものの役を担当してペ―プサートを動かして、田んぼの1年を体験します。
冬の田んぼにはマガンなどの冬鳥が来て、キツネなどの野生動物から襲われないよう近くの沼を利用しながら暮らすことも教えてもらいました。
お話の最後には、農家さんにとっては天敵ですが栄養満点で美味しいタンパク源でもあるいなごのクッキーのお土産。
「はじめて食べた!」「おいしかった!」
子ども達から色々な声があがり、良い体験になったようです。
ドン!と大きな音が鳴ると、さくさく香ばしくポン菓子の出来上がり。
白米と玄米の2種類を味わいました。
11時を過ぎる頃にはもみ殻かまどのごはんがふっくらと炊き上がり、職員で配膳準備。
ひとめぼれとささにしきの2種類を小さなおむすびにしてお配りし、召し上がっていただきました。
新米だけでなく、お米の副産物である稲わらやもみ殻の恵みもたくさんいただく収穫祭となりました。
ご協力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!